こんにちは、miyakoです
今回は2ちゃんねる発祥の怖い話、コトリバコについてお話します。人によっては不快に感じる内容ですので、苦手な方は注意して読んでください
そして2021年に公開された『樹海村』は、コトリバコが重要なキーワードとして登場することもあり、再び話題となりました
この記事でわかること
▼前回の鮫島事件の真相はコチラ▼
コトリバコについて紐解いていくよ

コトリバコのネタ元
もともとは2ちゃんねるオカルト板、「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?99」というスレッドに2005年6月6日に投稿された
怪談話、都市伝説の一つです
投稿されるやいなや、人を呪い殺す箱コトリバコは閲覧数を伸ばし、瞬く間に有名な怖い話として確立されました
ちなみに検索してはいけない言葉にも取り上げられており、危険度は2とのことです。どんなレベルかは、下のリンクを参考にしてみてくださいね

コトリバコとは
コトリバコとは、20センチ四方ほどの大きさの木箱で、その正体は人を呪い殺すために作られた一種の武器だといわれています
箱の近くにいるだけで、女性や子どものみ次第に内臓が千切れ、恐ろしい形になって殺されることになる、特定の人物に被害を与える呪物です

女性と子どものみですか…!

いやな呪いだね…
コトリバコの恐ろしい事件の一例として
11歳の子どもがコトリバコを盗み出したことを発端に、その子どもの家中の女子供が全滅したという凄惨な事件も起きています。恐ろしすぎる…

なぜ女性と子どもなのでしょう…?

それはコトリバコの発祥に大きく関係しているよ。次の項目で説明するね
コトリバコの発祥
ここからは、2ちゃんねるのスレッド内で語られた内容です
1860年代後半から80年代頃、周辺地域からひどい差別と迫害を受けていた部落に、一人の男が現れるところからコトリバコの物語は始まります
これまでたくさんの差別をされ、今回も迫害をされると恐れた部落の人々は、部落に現れた男を殺そうと立ち上がりました
しかしその男は「もし助けてくれたら、代わりに恐ろしい武器の作り方を教えてやる」と交渉を持ちかけてきたことで、事態は急変
その交渉に持ちだした武器こそが
超危険な呪殺の箱、コトリバコでした

交渉を飲んだんでしょうか…
当時、差別や迫害を受けてきた部落は、生活をすることも苦しく子どもの間引き(産まれたばかりの子供を殺す)こともあったそうです
そんな毎日に疲れ果てていた部落の人たちにとって、迫害をしてくる周辺地域の一族を根絶やしにできる武器は喉から手が出るくらい魅力に思えました
そして交渉は成立。
部落の人達は、ひょんなことから村に現れた一人の男に、呪殺の箱の作り方を学ぶのでありました

部落の人達にとっての希望が、コトリバコだったのですね
コトリバコの作り方
ここでは、コトリバコの作り方を記載しています
絡繰り仕掛けのような、互いにかみ合うように木を組み込ませます。
ちょっと不穏になってきました…やはり呪物ということで、生き物の血は必須なのかな。
血が乾く前に蓋をして準備完了です
子どもの年代によって、部位が変わる
赤子:へその緒と人差し指の第一関節まで
7歳まで:人差し指の先と腸を絞った血
10最まで:人差し指の先
また入れた子どもの人数によって、はこの名前が変わり、人数に応じて呪いの強さや呪いの持続時間に差が出てくるとのこと
- イッポウ
- ニホウ
- サンポウ
- シッポウ
- ゴホウ
- ロッポウ
- チッポウ
この中で行くと、7人いれたチッポウが、一番呪いの強い箱になっています
これで、呪殺の箱が完成します。

真似しないでくださいね!

素人からすると1から難しいけどね…(笑)
一種の爆弾のような使い方だけど、女性と子どもを狙いうちすることで、子孫の繁栄を食い止めることができたそうです。迫害してきた報復かな
しかし扱っているのは、武器ではなく呪い。簡単に使いこなすことはできず、部落の人達はその絶大な効果に、恐ろしさを感じたようです
次の項目では、重要なコトリバコの管理ルール、そして物語の結末を話していきます
コトリバコの管理ルール
- 女子どもには近づけないこと
- 必ず暗く湿った場所に、安置すること
- 箱の力は年々弱くなること
- 必要なくなったら、神社に処理を頼むこと
このコトリバコ、当たり前だが作成した部落の人達にも被害が及ぶ、危険物。放置しては無差別に呪われるため、厳重な管理のもと保管されたようです
しかし先ほども書いたように、11歳の子供がコトリバコを盗み、一家全員亡くなるという事故も起きてしまうのですけれどもね…
その後のお話
コトリバコの作り方を教えてもらった後、そのコトリバコの力を前に差別をしてきた周辺地域の人々は恐れ、今後一切関わらないことを約束させた
破れば再び呪いを振りまくという言葉を残して
それから間引かないといけない子どもが出るたびにコトリバコを作っていたが、コトリバコを盗み出した事件をきっかけに作るのを中止します
16個あったコトリバコのうち、14個は処理に成功
しかし最強のチッポウのコトリバコが2つ、未だに処理で来ておらず現代に残っているらしい…という不穏な終わり方で幕を閉じました

というお話ですね!
まとめ:映画楽しみですね
ことりばこは、漢字で書くと【子取り箱】と書くそうです。内容を知ったから聞くとまた、恐ろしく聞こえてしまいますね
未だ処理されず2つ残っているという噂が立っているので、もし山奥で怪しげな箱を見かけても近寄らないように…。

信じるか信じないはあなた次第です!
でもこういう話は、フィクションであっても興味深いですね
▼コトリバコが登場する映画『樹海村』予告▼
今回参考資料として使ったのは、朝里樹さんの「日本現代怪異辞典」ありがたいことに、ご本人様からも使用の許可をいただけました
レビューはコチラに書いたので良ければどうぞ

では今日の記事は以上です
miyako
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